endingdress

エンディングドレスとは

ー私がエンディングドレスを作ったきっかけー

 私の早世した父と母が創業したアパレルの会社は、私たち夫婦が二代目、今は息子が3代目を継承しています。最愛の母が亡くなったのは、もう20数年も前なので葬儀に関しては何もわからないままで弟が喪主となり、叔父や叔母が取り仕切って決めてくれました。私は参列してくださったお客様や取引先の応接に追われ葬儀は終了してしまいました。

最後に出棺するときには、生前母が一番大切にしていた色留袖の着物を娘と一緒に選んで掛けてあげた事だけは、鮮明に覚えています。その後、葬儀から1年くらい経ち、本当にあれで良かったのだろうか?と悩み始めました。アパレル一筋で半世紀以上も生きてきた母に「どうして美しいドレスを着せてあげれなかったのだろう・・・?」と・・・!亡くなる前は、一日でも長く生き続けてほしいとの思いだけで必死に看病していましたので、その頃は葬儀や仏衣のことなど全く考える余裕はありませんでした。

母親に美しいドレスを着せて送れなかった後悔から、「この世に同じ悩みを持つはずの人たちに何かお役に立てることがあるのではないか?」それこそが私に課せられた使命ではないかと考えました。息子に3代目を引き継ぐことになってこのままリタイアは出来ないと決意しました。美しいエンディングドレスを、世に送り出すことが私の使命だと信じて今のハッピーエンドを創業し、これまで無我夢中で走ってまいりました。

 先人の教えでは、人は亡くなったら肉体は滅びても魂は滅びない事を学びました。亡くなった時に魂は幽体離脱して自分の姿や家族の悲しむところを天上から見ていると聞きました。だから美しい姿で送り出してあげたいとの強い思いで、いろいろと仏衣のことを研究し,着せやすく美しく最高の姿で送り出すことができるよう工夫し、なおかつ買いやすい価格を目指して8年の月日が経ちました。そんな願いで始めたハッピーエンド株式会社の商品、エンディングドレスの製作です。あの世に還った魂は、あんなに美しい姿で送り出してくれたことに喜び、嬉しい気持ちであの世で光になります。そしてその魂がまた新しい使命を帯びて幽界から顕界に戻ってくるときに前世で最後に美しい姿で旅立った事で、美しい姿でスタートを切ることができます。身体は魂を入れる器であります。身体の寿命が来たら、今まで使わせて頂いた身体に感謝してありがとう!と心を込めて美しいドレスで旅立って頂きたいという思いで作りました。ご存知のように、観音様は典雅で美しいお姿です。故人様にも観音様のように美しい旅立ちをしていただくことが、残された遺族の最高の孝行なのです。そうして、ご葬儀をして差し上げることが、親が子に伝える最後の教えであります。「敬神崇祖」これが即宗教です。

このエンディングドレスで、人々に笑顔と幸せの輪が広がりますように。

 亡くなった女性の方が納棺される際に着用される最期のご衣裳(洋装)のことです。

 宗教によりお見送りの形は様々ですが、近年では個人の価値観も多様化し、亡くなった方の愛用した服を着るなど、必ずしも伝統的な白装束にこだわらないケースが増えています。

 最近では、雑誌やテレビなどのメディアで「終活」という言葉がたびたび取り上げられ、自分らしい最期のあり方を考える機会が増えてきたことから、洋装の死装束(エンディングドレス)が注目を集めるようになりました。

エンディングドレスの特徴

 エンディングドレスの大きな特長は、まず亡くなった方のお顔映りがよく見えるよう素材や装飾に工夫がされていること、そして亡くなった方への着せやすさに配慮されたデザインになってることです。

 やわらかなレースや豪華なデザインは自分らしさを表現するだけでなく、病気を患らい痩せ細ってしまったお身体や事故に遭い傷ついてしまったお身体が寂しく見えないように隠し、ご親族や葬儀に参列する方の精神面へ配慮する役割もあります。

 また、死後はお身体が硬直してしまうため普通の洋服では非常に着せにくいのですが、開口部を大きくとり着せやすい構造に設計されているので、お身体を傷つけてしまう心配もありません。

 ご家族やご友人にお見せする最後の姿として、また新たな旅出のご衣裳として、華やかさと機能性を兼ね備えたエンディングドレスは自分らしい姿で最期を迎えたい方や宗教上の都合などにこだわりの無い方にぴったりのご衣装です。

 創業者である金内が、現状の葬祭の在り方に疑問を持ちつつ、一つのブレイクスルーとしていわゆる仏衣の画一性に着目。仏衣の普及の歴史的経緯を踏まえると、黄泉への旅立ちがみな同じ格好である必要ではないと気が付き、女性向けに少しでも華やかな旅立ちを演出したいと、エンディングドレスを企画・試作に着手しました。


 令和元年、この基本的なコンセプトをもとにエンディングドレスを作成。想いを共有していただいた葬儀社、ご遺族のご理解のもとご利用いただき始めました。その中で、実際のご遺族の思い、また、そのドレスを具体的にサービスとして利用していく各葬儀社の実情を踏まえカスタマイズしていき、ハッピーエンドのエンディングドレスは完成いたしました。また、現在も最善の製品をお客様のお手元に届けられるよう、常によりよいエンディングドレスを追求しております。


 同業他社にはない、私どもの葬祭に対する想いと利用における葬儀社のノウハウが詰まったエンディングドレスをご利用ください。

・簡便なオプションによるカスタマイズ

  3色のベストなど、一見、簡単なオプションでありながら華やかさや個人の個性を表現できる多様なオプションによる演出を準備。オーダーメイドのような個性を、セミオーダーで実現し、ご遺族並びに葬儀社の負担を軽減いたします。また、セミオーダーではありますがお客様にご納得いただけるように、試着やオプションの調整などを含めとことんまで寄り添ってご対応いたしております。

【実用新案登録】第3221903号


・ドレス以外のオプションもセットに

  黄泉への旅立ちにドレスだけ着せるというのは不自然です。旅立ちにドレスだけということはありません。ドレス着用に欠かせないオプション(手袋等)は一通りセットでご用意しております。仏衣のような寂しいものではなく華やかなドレスでの旅立ちという考えのもと最後の演出を行います。オプションセットの中身も常に最善になるように、常に検討を繰り返し、お客様のご満足いただけるようご準備させていただきます。

〇試着、現品確認をご希望の方
・現品は弊社ブティックにて展示しております。ご予約の上、お気軽に見学にお越しください。

〇事業者の皆様へ
・大量購入に関してはボリュームディスカウントもございますので、直接お知らせください。
・代理店販売も承っております。一度ご連絡ください。